腰の痛みで前かがみになる女性
背骨の圧迫骨折を示すレントゲン画像

こんな方はご相談ください

骨粗鬆症とは

骨は一度できたら終わりではなく、古い骨を壊して新しい骨を作る“入れ替え”(骨代謝)をずっと繰り返しています。骨粗鬆症は、この入れ替えのバランスが崩れて骨の中身が減り、もろくなって骨折しやすくなる病気です。特に閉経後の女性に多く、自覚症状のないまま進行するのが特徴です。

健康な骨と骨粗鬆症の骨の断面比較

左:健康な骨 / 右:骨粗鬆症の骨(中身がスカスカになっています)

こわいのは骨折です。背骨の圧迫骨折や足の付け根(大腿骨)の骨折は、そのまま寝たきりにつながることもあります。骨折してから気づくのではなく、骨折する前に見つけて治療を始めることが何より大切です。

当院の検査

骨密度測定

手首(前腕)で骨密度を測定します。痛みはなく、短時間で終わる検査です。圧迫骨折などの骨折をされた方はもちろん、骨密度が気になる方はどなたでも受けていただけます。結果をもとに骨の状態を確認し、治療につなげます。

血液検査(骨代謝マーカー)

骨の“入れ替え”(骨代謝)の状態を血液検査で調べます。「骨を壊す働き」「骨を作る働き」がわかり、骨密度とあわせて評価することで、お薬の選択や効果の確認に役立てます。

当院の治療

骨粗鬆症の治療は薬物療法が中心で、大きく分けて飲み薬(内服薬)と注射・点滴があります。骨密度や骨折のリスク、年齢、持病などを考慮して、その方に合った治療をご提案します。

飲み薬(内服薬)

骨の状態や骨折のリスク、毎日・週1回・月1回など、生活スタイルに合わせて選べるお薬があります。

  • 骨粗鬆症と診断された初期の方
  • 定期的にお薬を飲める方

注射・点滴

週1回・月1回・半年1回の注射、1年1回の点滴など、さまざまな種類があります。

  • 骨折リスクが高い方
  • 飲み薬が飲みにくい方・飲み忘れが心配な方
  • 飲み薬で十分な効果が得られなかった方
飲み薬と注射のイメージイラスト

「飲み薬だから軽い治療」「注射だから重い治療」というわけではありません。大切なのは、ご自身に合った治療を無理なく続けることです。継続的な治療により、骨折の予防が期待できます。

治療の効果はすぐには見えませんが、半年ごとを目安に骨密度や血液検査で経過を確認しながら、続けやすい形で治療を進めます。

「折れない体づくり」もあわせて

お薬で骨を強くすることとあわせて、転倒しにくい体をつくることも骨折予防には大切です。筋力低下が気になる方はリハビリスタッフによる運動のご相談も可能です。

また、万一圧迫骨折などをされた場合も、リハビリテーション科で日常生活への復帰をサポートします。

受診について

予約は不要です。健診・人間ドックの結果票をお持ちの方は、受付にお渡しください。「骨密度が気になる」だけでもお気軽にご相談ください。