その痛み、
「年齢のせい」と思っていませんか?

  • 朝、手がこわばる(30分以上続く)
  • 手や足の指の関節が腫れる・痛む
  • 左右両方の同じ関節が痛む
  • 同じような症状が数週間以上続いている
  • ペットボトルのフタが開けにくくなった
  • 微熱やだるさが続き、関節の痛みもある

「年のせいかな」と思っていたら関節リウマチだった、ということもあります。気になる症状があれば、早めにご相談ください。

ペットボトルのフタが開けにくい手元

関節リウマチとは

免疫のはたらきに異常が起こり、自分の関節を攻撃してしまう病気です。関節を包む膜(滑膜)に炎症が起こって腫れや痛みが続き、放っておくと骨や軟骨が壊れ、関節が変形してしまうことがあります。

リウマチの治療はこの20年で大きく進歩しました。早く見つけて、しっかり治療を続ければ、関節の変形を防ぎ、これまで通りの生活を目指せる時代になっています。だからこそ大切なのが「早期発見」と「治療の継続」です。一度変形してしまった関節は元に戻すことができません。変形が起こる前に治療を始めることが何より大切です。

診断の流れ

「血液検査をすれば、リウマチかどうかわかる」と思われがちですが、関節リウマチはひとつの検査だけで診断できる病気ではありません。当院では、問診・診察・血液検査・レントゲン検査の結果を総合的に判断して診断します。

関節の診察の様子

1. 問診

いつから、どの関節に、どのような症状があるかを詳しくお伺いします。朝のこわばりの有無や時間、ご家族の病歴などもお聞きします。

2. 診察

医師が実際に関節を見て、触れて、腫れや痛み、熱感の有無を確認します。どの関節にどの程度の炎症があるかを丁寧に調べます。

3. 血液検査

※これらは診断の大切な手がかりになりますが、「血液検査が正常だからリウマチではない」とは言い切れません。だからこそ、診察とあわせた総合的な判断が必要です。

4. レントゲン(X線)検査

手足の関節を撮影し、骨や関節に変化がないかを確認します。初期の段階では異常が写らないこともありますが、現在の状態を知るための大切な検査です。診断時に行い、治療中も「いつもと違う関節の痛み」があるときなど、必要に応じて行います。

当院の治療

リウマチ治療のゴールは「寛解(かんかい)」=腫れや痛みがなく、普段どおりの生活を送れる状態です。今は痛みをがまんする時代ではありません。当院でも寛解を目指して、患者さんと一緒に治療を進めます。

治療中の定期チェック

リウマチの治療は、始めて終わりではありません。お薬がきちんと効いているか、副作用が出ていないか(腎臓への影響など)を、定期的な診察と血液・尿検査で確認しながら進めていきます。こまめなチェックが、安心して治療を続け、寛解を維持するためのカギです。

薬物治療

治療の基本は、免疫の異常なはたらきを整える飲み薬(抗リウマチ薬)です。飲み薬だけでは炎症を抑えきれない場合は、生物学的製剤という注射のお薬を使います。

自己注射のサポート

生物学的製剤の注射は、ご自宅での「自己注射」も可能です。「自分で注射なんて不安…」という方もご安心ください。始める前に医師が直接、手技を丁寧に指導します。慣れるまでの間、看護師にもいつでもご相談いただけます。

院内の処置スペース

院内の処置スペース。注射・点滴はこちらでゆったり受けていただけます。

飲み薬と自己注射のイメージイラスト

治療を続けることが、いちばんの関節保護です

痛みが落ち着くと「もう治ったのかな」とお薬をやめたくなるかもしれません。ですが、痛みがなくても関節の中では炎症が続いていることがあり、自己判断で治療を中断すると、気づかないうちに関節の破壊が進んでしまうことがあります。

リウマチ治療のゴールは、痛みを抑えることだけではなく「関節を守り続けること」です。治療について迷ったときは、やめてしまう前に、ぜひ一度ご相談ください。わからないこと・不安なことは、納得いただけるまでご説明します。

費用の面で治療の継続に不安がある方は、高額療養費制度などの利用についてスタッフにご相談いただけます。お気軽にお声がけください。

心配しすぎなくて大丈夫です

関節リウマチの典型的な初期症状によく似た症状は、特に中高年期の女性に多くみられます。女性ホルモンの変化などが関係して、同じような症状を訴える方も大勢いらっしゃいます。

その中で、本当に関節リウマチに進行する方はごく一部です。ですから、あまり心配しすぎる必要はありません。「リウマチかどうか、はっきりさせて安心したい」——そんな受診も、もちろん歓迎です。

受診について

予約は不要です。健診結果や他院の検査データ・紹介状をお持ちの方は、受付にお渡しください。